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教育者へ:教材としてのウェブサイト     Read in English

このサイトには、大きく分けて2つの教育目標がある。

一つは、これらの絵や文章を通して、文化的な立場によってどのように一つの事件に対する解釈が変わってくるか考える機会を、学生に与えることである。例えば、日本人画家とアメリカ人の視点から書かれた遠征記を比べて、解釈がどこで交わりどこで分かれるかを、食べ物、文化、礼儀作法、そしてスポーツなどの交流の記録から読み取ることができる。

上級生は「文化」とは何か、文化はどのように作られていくのか、などについて議論することもできるだろう。ペリー上陸の150年後にブラウン大学や東京大学の学生によって書かれたエッセイから、日本人とアメリカ人がこの出来事に異なる意味付けをし、史料も異なった角度からか読み取っていることが分かって来る。また、このサイトに掲載されている絵と文献は、様々な形態で残っている史料の違いについて考えるきっかけを与えるだろう。

ここでご紹介した史料に関する新しい考察や、このサイトを授業で効果的に使うためのアイディアがあれば、是非私にご連絡をください。

スーザン・スムリアン

ブラウン大学

アメリカ研究科 教授